~シーズン2~ チャレンジ・ザ・土木工事
<地震に備えよう> 【下水処理場の場合】
以前は、処理センターだった所が、
今は「水循環センター」と呼ぶようになりました(゜o゜)
これには、とても大きな意味合いがあります。
水の循環とは、
降った雨は川に注ぎ、
その流れは海へと下ります。
その水は蒸発して雲となり、
雨になってまた地上にやってきます。
これが自然の中の水の循環であり、
その中で私たちが生活するために水を使っています。
川から取水して浄水場で水道水をつくり、
家庭や事業所などで使います。
使って汚れた水は
下水道管を通して処理場に集め、
きれいにして川や海に返しています。
下水道は水の循環になくてはならない
大きな役割を果たしています。
その水循環センターには、
大きく分けて二つの施設があります。
1、水処理施設
2、汚泥処理施設
です。
埼玉県下水道公社荒川左岸北部支社
元荒川水循環センターのHPに
とても分かりやすいリーフレットがありましたので
掲載させて頂きました↓(クリックしたら大きくなります(^_^))
今回、耐震化の工事を行ったのが、
⑤の消毒施設になります。
ちなみに、
この消毒施設が塩素混和池(えんそこんわち)と呼ばれる場所になります。
一つ手前の最終沈殿池から取り出したきれいな水の中には、他の生物に悪い影響を与える細菌類がたくさんいて、このまま川に放流すると川を細菌類で汚してしまいます。
そこで、薬品(次亜塩素酸ソーダ)を使用して消毒し、安全な水にしてから川に放流しています。
なお、
それぞれの施設の説明に関しては、
元荒川循環センターHP ←リンク
をご覧下さい。
また、HPのQ&Aの中に
【家庭でできること】が載っていましたので、
気に掛けて頂ければと思い掲載させて頂きます。
Q:下水道に流してはいけないものはありますか?
A:排水口などには次のようなものは流さないでください。
●食用油:管がつまる原因になります。
●トイレットペーパー以外の紙:管が詰まる原因になります。
●髪の毛:絡まって管が詰まる原因になります。
:機械に絡まると設備が停止する原因になります。
●薬品類、化学物質等(ガソリン含む)
:管の中で爆発したり、管を腐食させる危険があります。
:水をきれいにしてくれる微生物を弱めてしまいます。
●ごみや土砂など:管が詰まる原因になります。
Q:下水道にやさしくする方法はありますか?
A:ごみを流さないようにする。
食べ残しや油汚れなどは拭き取ってから洗う。
石鹸や洗剤は必要以上に使わない。
各家庭からは少しだけだとしても、
処理区域内全体から集まると大量の汚れになります。
汚れが大量になると、
処理するための電気や燃料はその分多くなって
温室効果ガスの排出を増やしてしまいます。
また、河川への放流水質についても
悪影響を及ぼしかねません。
下水道を上手に使うことは、
家庭でできる一番身近なエコ活動です。
皆様よろしくお願い致しますm(_ _)m
前よりも意識が高くなった
おはまーでした。