ちらっと見たとき、
「ブル フローリング試験」に見えたので(>_<)
ブルドーザで、床(フローリング)を何かする試験
だと思ったら(T_T)
プルーフローリング試験でした(^_^)/
以下、茨城県のホームページよりの転載ですm(_ _)m
●プルーフローリング(Proof rolling)の測定について
路床・路盤の支持力やその均一性を管理する有効な手段として
プルーフローリング測定が義務付けられておりますので、
その測定について記述します。
①目的
完成した道路において、
交通荷重は表層から路盤・路床へと伝達されるが、
伝達された荷重によって路盤や路床面が大きな変形、
不均一な変形をおこすと舗装も変形を起こし、舗装の破壊となる。
プルーフローリングの測定は
施工した路床や路盤面においてダンプトラック等を走行させ、
輪荷重による表面の沈下量を観測し、
有害な変形を起こす不良箇所を早期に発見することにある。
これは、施工途中の盛土面における施工管理としても有効に利用できる。
通常、路床や路盤における締固め度や支持力などの品質管理試験は、
ごく一部分の代表地点における測定値をもって全体区間を判断しているが、
プルーフローリングは全体区間を画一的にチェックすることができ
目こぼしのない管理が可能であることから測定の意義は大きい。
②測定方法
施工完了した路床面や路盤(下層路盤)面を
ダンプトラック、タイヤローラー、マカダムローラー等
(複輪荷重路床工5t、路盤工8t程度)をゆっくりと(走行速度2km/h程度)
車線ごとに走行させ、
輪荷重による路面上の変形(沈下量)の大きい箇所を目視によりチェックし、
その位置を野帳等に記入し別様式に整理する。
測定の際には少なくとも3回走行させたのちたわみ量を観察する。
測定実施状況は写真を写しておくと良い。
現在のところプルーフローリングは、
数値的に変形量を測定して、合否を判定するということよりは、
変形の不均一な箇所、眼で見て沈下量が特に大きいと感ずる箇所を
発見することが重要なことであると言われている。
③変形の大きな箇所の対策
県は舗装の設計をする場合、
路床土の強さ(路床土CBR又は設計CBRという)について、
100~200m程度に1箇所ずつチェックすることとしているが、
その中間において軟弱な土があったり、
地下水が高いなどの影饗により路床土の弱い所があるため、
その箇所を早く発見し、不良であれば路床土を良質土と入れ替えたり、
入れ替え厚さを大きくしたりするなどの対策が必要である。
変形(沈下量)の大きい路床において、
設計で定められた厚さの下層路盤を試験的に施工し、
その箇所で平板載荷試験を行い
規定の値(L・A・B・C・D交通に対応する設計は18以上、
簡易舗装に対応する設計は12以上)以上であるかどうかをチェックしたり、
ベンゲルマンビームにより変形を測定したりして
不良箇所について監督員と協議することが必要である。
④品質管理試験
品質管理試験の平板載荷試験は、
路床・路盤を含めた地盤としての支示力を求めるものであるから、
従来のように測点ごとに試験するよりも、
プルーフローリング測定において沈下量の大きかった場所でK値を求め、
規定の値以上あるかをチェックした方が良いと思われる。
~ここまで~
読んでいるだけでもなんとなく分かったような気になりますが、
こんな絵まで載せてくれてあります。
とても親切ですね(^_^)v
皆さまいかがでしたか?
分からない言葉が少しありましたので、
こちらで解説しておきます(^_^)
◎プルーフ:試験する、検査する、校正する
◎ローリング:ころがす(がる)こと
まさしく、ころがす試験(゜o゜)
◎野帳:野外での記入を想定した、縦長で硬い表紙のついた手帳(ノート)のこと。
◎マカダムローラー:建設現場で、地面をローラーで圧し固める建設機械の鉄輪ローラの総称。
ふむふむ、大きな鉄の輪になったやつですなぁ(゜o゜)
◎たわみ量:部材に荷重(外力)を加えた時に現れる形状の変位量。
◎ベンゲルマンビーム・・・
かめはめ波とかスペシウム光線の一種でないことは確かです・・・残念?(>_<)
でも、これ、ビームを発射するものじゃないようです(T_T)
ベンゲルマンビームとは、道路の盛土、路床・路盤の締固め度をチェックするため、
自動車の後輪荷重を利用して、たわみ沈下の変形量を測定する機械。
とあるので、
機械の名前のようです(゜o゜)
なんだかややこしい名前ですが、
こんな感じの物でした(^_^)/
長くなりましたが、分かりましたか(?_?)
おはまーでした。