(二六)番外編:道路の構造

前回お伝えしましたように、

これから先、工事の専門用語が出てくると予想されていますので、

このあたりで道路の構造をお勉強することにしました(^_^)/

 

それではまず始めに、道路の構造断面図をご覧ください。

 

~道路を造ろう~【森戸新田工区の場合】番外編、道路の構造
日本アスファルト協会のサイトより

 

う~ん、意外と何層にもなっているんですね。

 

 

◎表層(ひょうそう)=アスファルト、コンクリート

 

◎基層(きそう)=アスファルト

 

◎上層路盤(じょうそうろばん)=砕石(さいせき)、砕石にセメントや石灰を混ぜたもの

 

◎下層路盤=荒い砕石

 

(※材質は代表的なものです)

 

ここまでが舗装(ほそう)と呼ばれます。

 

その下が、

 

◎路床(ろしょう)

 

◎路体(ろたい)

 

ですね。

 

 

道路はたくさんの重い車が通るので、その重さに耐えなければいけません。

そのため、一層だけでその重さに耐えようと思えば、

その強度を維持するために大変な努力が必要になるんだとか(>_<)

 

つまり、費用対効果がかなり悪い(T_T)

 

そこで考えられたのが、

違う材質のものを何層にも重ねて、

それぞれに掛かる荷重を分散させようとするものでした。

 

 

いつも通り、その発祥は分かりませんでしたが、

 

ネット上で、

1900年代に「マサチューセッツの公式」として、

「荷重分散の仮定と力のつり合い」なるものを発見しました。

 

まさしく、「荷重分散」(^_^)v

です。

 

アメリカの大学(多分?)で明治時代の後半には考えられていたんですね。

 

 

 

ちなみに、アスファルトの材質自体は、

エジプトのミイラにも使われていたらしいですよ(゜o゜)

 

 

なお、それぞれの解説などは、

実際の工事で見て行きたいと思います。

 

おはまーでした。