前回、CIPなる物が出てきましたので、
ちょっと調べてみました。
まず、
CIP= Cast iron pipe
Cast= 物を型に入れて作る,成型する,鋳造する
iron= 鉄
pipe= 管
鋳鉄管(ちゅうてつかん)なる物です(゜o゜)
鋳鉄= 鉄の鋳物(いもの)
鋳物= いものとは、加熱して溶かした金属を型に流し込み、
冷えて固まった後、型から取り出して作った金属製品のこと。
ということで、
CIPはご理解いただけたと思いますが、
下水道管には、他にもいろんなものがありまして、
DIPというものもあります。
D= ?
I= たぶん鉄
P= たぶん管
と思われますが、
D= ダクタイルというものです(?_?)
ダグタイル= 「延性のある」という意味の形容詞(゜o゜)
延性= 物体が、弾性の限界を越えて、破壊されずに引きのばされる性質。
で、ここで一つ疑問が出てきました。
DIPを直訳すると、「延性のある鉄の管」となってしまいます。
でも、実際にはDIPも鋳造されているので・・・
正確には、「DCIP」となりますが、
CIPと区別するために、DIPと呼ばれているのだと思います。
そして、
CIPは明治初期から昭和30年頃までたくさん使用されていたようなのですが、
今現在は、製造もされていないようです。
これらの他にも、
強化プラスチック(FRP)製や、塩化ビニル(VU)製など
たくさんの種類の管があるのですが、
調べていたら収拾がつかなくなってきたので
今日のところはやめておきます・・・・
って、次回はたぶん無いと思います(>_<)
ちなみに①、
ここの下水処理場は
昭和39年に処理を開始したそうなので、
CIPの製造末期頃に使用した物だったようです。
↓ちなみに②、
ダクタイル管は、こ~んなに曲がるんだそうです(゜o゜)
仮で蓋(ふた)をしてあるものを撤去します(゜o゜)
でも、仮蓋ってどこにあるのでしょうか?
今までの写真の中では、それらしきものは見当たりませんでしたが・・・
実は・・・
ここ↓
これが蓋なんです(゜o゜)
蓋っていってもコンクリートの壁じゃないですか(^^;
一体、何を蓋しているのでしょうか?
撤去ですから、壊してみます・・・
すると・・・
えぇぇぇぇぇぇ~
巨大な管が出てきました!
ドラ◎もんの空き地にある管よりもはるかに大きなものです!
こんな物が埋まっていたんですねぇ。
これから先、何がどうなるのか?
とても楽しみになってきました(^^♪
おはまーでした。
追伸、
上の写真にHPって書いてあります(゜o゜)
ホームページでは無いことは確かなのですが(>_<)
HP管ということなのでしょうか・・・
・・・おっ楽しみに(^^)/
切り回し・・・切って回す???
これは、イメージでしかありませんが、
切って回すってことは、
今までのルートを切断してしまって、他の場所へルートを回す!
てな感じではないでしょうか?
ということで、ググってみました(^^)/
(久しぶりに、「ググって」がでました!)
結果としては、
まぁ、表現の一つではありますが、
どうやら「移設」と言うのが正しい解釈かと思われます(゜o゜)
と、言うことで、
井戸水配管の移設工事のようなので、写真を見てみましょう(^^)/
まずは、今回の切り回しに使用する部品です↓
使用する部品は分かったので、
どんな感じにしていくのかを見ようとしたら↓
もうすでに、出来上がっていました(^^;
仕事が早い?
↓こんな感じに
ルートを作ったんですね!すごい(^^♪
で、
スルーしてきたSKとVSなのですが・・・
調べてみましたが、意味が分かりません(T_T)
これは、宿題と言うことにさせて頂きますm(_ _)m
久しぶりに宿題が出ました
おはまーでした。
工事概要にありました「人力土工」(゜o゜)
今回の工事の最重要箇所の施工にあたり、
どうしても避けては通れない道があります。
今回のタイトルにあります
「人力掘削」です。
※土工=土を掘ったり運んだりする基礎的な作業
簡単に人力土工、人力掘削と書きましたが、
今回の場所がこちら↓
奥まった細長く狭い場所で、
三方が高い壁に囲まれています(>_<)
つまり・・・
重機が入れません(T_T)
そうするとどうなるかと言いますと↓
・・・大変なことになります(T_T)
今は掘り始めなので表面上しか見えていませんが・・・
続きは近日中にお伝えします。
おはまーでした。
前回、昨年の11月22日(いい夫婦の日)から
何かと優先的にやらなければいけないことが増えてしまい
本日まで掲載できていない「チャレンジ耐震化」ですが、
再開できる目途が立って来たので
色々と見直してみたところ・・・
何が何だか、さっぱり分からなくなってしまっていました(T_T)
・中途半端な状態で切り抜かれたままの写真・・・
・単語を羅列しただけのメモ・・・
・ほんの少し先までしか決まっていない掲載予定・・・
きっと、その時点ではどこかに向かっていたのでしょう・・・
そして、そのことを「改めて理解し直そう」とも考えたのですが・・・
余りにも中途半端な情報が多いのでちょっと嫌になって来たので
考えるのをやめて、
少しだけ放置してみると、
違った視点で、見ることが出来るようになりました(*^^)v
この工事は、
大きく分けて三種類の物が同時進行で進んでいます。
①バイパス管
②塩素混和池
③伸縮継手
この三つです。
そこで、これまで掲載順を考えるにあたって目安にしていた
施工の日付順に記事を書くのではなく、
次回より、
上記の三つの項目を、それぞれ順序立てて掲載することにしました。
これならば作る方も、見る方も、流れがあって分かりやすいと思います。
今までのやり方では
あっち、こっちと飛び回る流れになっていたので、
今気がついて良かったです。
気が付けて良かった・・・本当に(^^;
ちなみに、前回は「人力掘削工」=③伸縮継手 でしたが、
当初よりの大きな流れであった
①バイパス管が完成するまでについて
次回より掲載して行きます。
おっ楽しみに(^^)/
おはまーでした。
追伸、
このブログは、
工事担当者より頂いた写真(の流れ)をもとに作成しています。
撮影日ごとにフォルダーに分かれてはいるのですが、
一日に一つの事だけをする訳ではないので
一つのフォルダーの中に色んな出来事が入っていました。
そのため、掲載順をずっと考慮し続けてきたのですが、
本当にバカでした・・・(>_<)
これで少しはスムーズにブログも掲載できるようになると思います。
よ~し、やる気が湧いてきたぞ(^^♪
本日よりしばらくの間、
予定では8回にわたって塩素混和池の外側の部分、
前回までに深く掘っていたところの続きから完成までをお伝えします。
今回は材料検査の一回目です。
少し長くなりますがお付き合い下さい(^^)/
①SKジョイント(十三の宿題)
SK=伸縮(しんしゅく)可撓(かとう)のSKだと思います。
日本語にすると「伸縮可とう継手」ですね。
あくまでも想像ですが・・・(^^;。
ちなみに、
※伸縮可撓(可とう)継手:
締めこんだ後でも左右に若干動かせる(自由が利く)継手。
狭い場所で補修するときに有効。
とのこと。
※継手:
2つの部分を接合する構造のことで、機械や建築物の部材の結合に使われる。
建築物に利用される鉄骨や鉄板の結合にはリベットやボルト、溶接が使われ、
木造建築では部材の長さ方向に結合する場合に『継手』と呼ぶ。
機械部品をつなぐ際には、軸と軸をつなぐ『軸継手』、
管と管をつなぐ『管継手』等がある。
※可とう:
可撓性(かとうせい)とは、物質の弾性変形のしやすさを示す。
一般的用法においては弾性を可とう性とみなし、
ゴム状物質について「高弾性である」というような記述がなされる場合があるが、誤りである。
弾性も「力を加えると変形する性質」を表す言葉であるが、
弾性の大小を表す弾性率は値が大きいほど変形に要する力が大きくなるという意味である。
従って、「弾性がある」と言った場合には「可撓性がある」と同義であるが、
「高弾性である」と言った場合、むしろ「変形しにくい」「硬い」という意味になる。
なのだそうです。
②VSキャップ(十三の宿題)
これに関しては、分かりませんでした(T_T)
多分、商品名かメーカーの型番から来たものではないかと
思います・・・ごめんなさいm(_ _)m
ただ、蓋(ふた:キャップ)であることは間違いなく、
メカニカルキャップと呼ばれているものです。
※メカニカル:
機械的(メカニカル)な方法により接続する管継手のこと。
主に水道の配管において使用される。差込継手とも呼ばれる。
特徴は、
ゴムシール(パッキン)等の密着によって接続部の止水を行うことで、
ねじ切りや溶接等が不要となり、施工が省力化出来ることである。
既設配管における漏水修理や取り出し分岐配管の増設などといったメンテナンス工事も容易になる。
③ダクタイル管
(十一)をご覧下さい(^^)/
④ゴム輪
いわゆる、接続用のゴムパッキンです。
私、今までたくさんの家に住んでいきましたが、
水道関係のゴムパッキンの交換を
かなりの回数行ってきました。
こんな所でもゴムの接続具が使用されていて、
はたして、耐久性は大丈夫なのだろうか?
と、調べてみたら・・・
「ダクタイル鉄管用ゴム輪の耐久性」として、
日本ダクタイル鉄管協会
ダクタイル鉄管用ゴム輪協会
による調査結果がありましたので、ご紹介しておきます。
Ⅰ. ゴム輪の劣化要因
*紫外線
*酸素
*オゾン
*熱
が劣化する要因として挙げられるのですが、
地中に埋設されている水道管路は、
劣化要因の影響を受けにくいため
ゴム輪は劣化しにくい。
Ⅱ. 実際に長期間使用したゴム輪の物性調査
*形の違う三種類のゴム輪
*使用年数:2~45年
*調査本数:計137本
【調査結果】
*二種類のゴム輪は、押輪が当たっていた面に凹みが生じていたが、
水密性に影響する変形は生じていなかった。
*バルブ型のゴム輪は、局部変形は無く、
使用前の形状をほぼ保持していた。
*物性値(引張強さ、硬さ、伸び)は当時の基準値を満足していて、
変形していなかった。
Ⅲ. 長期水中浸漬試験
【試験目的】
継手を組み込んだゴム輪を水中に浸漬し、経年劣化を調査
【試験内容】
水中浸漬期間は最長10年
*継手の水密性確認
*ゴム輪の圧縮永久ひずみの調査
【試験結果】
全て漏水無し
Ⅳ. 実際に45年間使用された管(掘り上げた管)の調査結果
*真直水密試験
*曲げ水密試験
いずれにおいても漏水無し
Ⅴ. 結論
1、長期間、水道管に使用されたゴム輪の物性
(強さ、硬さ、伸び)は、ほとんど変化しない。
2、圧縮永久ひずみも小さく、水密性も保持できる。
3、45年間使用した掘り上げ管は、
厳しい条件でも水密性は確保できた。
よって、ダクタイル鉄管のゴム輪は、長期間使用しても、
物性値にほとんど変化は無く、
高い水密性を保持できることが検証出来た。
とのことで、
家庭で使われているような小さなゴムパッキンとは
ちょっと違う様でした。
これも多分、日本だからだと思いますが、・・・安心しました(*^^)v
⑤バイパス管(HP管:十二の宿題)
HP=Hume pipe(ヒュームパイプ)
すなわち、ヒューム管(管)です。
ヒューム管の「ヒューム」の語源:発明した人の名前です。
「鉄の時代は、コンクリートの時代に変わる」この象徴的な言葉に魅せられた男たちが、20世紀の初めにオーストラリアに現れました。
彼ら技術により、下水道や農業水利などに利用しているヒューム管が発明されました。
このヒューム管の生みの親は、オーストラリア南岸セント・ビンセント湾に臨む港町アデレイドに住み、鉄飾り細工を生業としていたE・J・HumeとW・R・Humeの2兄弟です。
この兄弟によって1910年(明治43年)にヒューム管の製造方法が発明され、発明者の名前を商品名としたその技術が日本に導入されました。
農業国であったオーストラリアの産業構造から、Hume兄弟はいち早く遠心力鉄筋コンクリート管による導水管の開発、量産化に着目しました。
この地では灌漑に当たり、悪水が多く、鉄管内に汚物が溜まり、水の流れが悪くなるところから、コンクリート管の利用にヒントを得たと伝えられています。
鉄とコンクリートを一体の物として強度を高め、遠心力の応用と結び付け、更に工業生産にふさわしい量産方式のシステムを考案したことは、Hume兄弟の卓越した頭脳と先見の明があったことを示しています。
国外では先ず南アフリカに、次いで1913年(大正2年)英国に進出してヒューム社を設立しました。
以後、アメリカ、カナダ、インド、シンガポールなど、世界各地に特許を出願してヒューム管の普及に努めていきました。
ヒューム社が日本で特許を得たのは、1921年(大正10年)のことでありました。
日本でのヒューム管
日本でもそれ以前に鉄筋コンクリート管が1908年(明治41年)名古屋市で下水道用として、内径2.25尺(68cm)~3尺(90cm)の管が茂庭忠次郎博士の指導で製造され始めました。
これは型枠に鉄筋を入れコンクリートを打ち込んだもので、通常「手詰め管」と呼ばれヒューム管に比べ強度の低いものでした。
その後、製管技術が研究されましたが、型枠をゆっくり回転させ内面の仕上げをローラで行う程度でした。
一方ヒューム方式は連続回転式の多軸機械で、同時に数本のヒューム管型枠を載せ、一端をモーターで動かすことで全体が回転運動を始め、その運動で遠心力となって働くという、大量生産方式であるというところに画期性がありました。
1924年(大正13年)製管機および付属品一式を輸入し、製作を開始し、学者・研究者などから製品の優秀性を評価され、1925年(大正14年)から本格的に生産が開始されました。
1930年(昭和5年)のメートル法施行令により、1931年(昭和6年)から切り替えに着手し、1935年(昭和10年)に全製品をメートル法に切り替え完了しました。
ヒューム管は、工業標準化法により1950年(昭和25年)JIS A 5303として制定され、「遠心力鉄筋コンクリート管」という公式名称が定められました。
ヒューム管は、鉄筋かごを入れた型枠を成形機の上で回転させ、ミキサで練り混ぜたコンクリートを投入して、遠心力で締め固めながら成形します。
型枠に入れたまま常圧蒸気養生を行い、徐冷したのち脱型します。
外観、寸法等を検査し、所定の表示を管体に刷り込み、ストックヤードで養生します。
ヒューム管は管そのものが構造体として成立する剛性管であり、外圧に対する強度が高い反面、コンクリートの粗度係数がやや高いために、後年登場した塩化ビニール管(塩ビ管)と比較して同一内径での流量が劣ります。
また、コンクリートの性質上酸性やアルカリ性などの耐薬品性も塩ビ管や陶管(セラミック管)に比べてやや劣っています。
重量も重く施工性も低いために、特に内径500mm以下で開削工法により配管する用途では塩ビ管に取って代わられつつありますが、
管そのものに高い強度が求められる推進工法や内径1,000mmを超える大径幹線水路では現在でも主流の管です。
以上、
特殊な物がたくさん出てきました。
面白いです(^^♪
おはまーでした。
本日行います作業は・・・
こちらの図面!になります。
(十)で「移設」=「上に上げる」と言っていましたが、
こちらが、その作業となります。
理由としてはお分かりの通り、
人が十分に入れる様な管を通すためだったのです。
バイパス管がこの中を通ります。
おはまーでした。
ダクタイル管が上に上がりましたので、
本来の目的でありますバイパス管を通します。
こちらの図面をご覧下さい。
赤文字部分、今回工事範囲のバイパス管布設です。
こんなに大きなクレーン車を使用して
HP管(ヒューム管だよ(^^♪)を搬入します!!!
ところで、
「バイパス」と言うことは、「迂回」ですよね……
多分、今までのルートよりも迂回した方が良いから作っている!
と言うこと・・・なのでしょうが・・・
この内容に関しては、
この施設の人ではありませんので、
とても気になるのですが、
仕方なくスルーすることをどうかご理解下さいm(_ _)m
ここは割り切った
おはまーでした。
材料検査の二回目でございます。
①ケミカルアンカー
化学反応を利用した接着剤によって全ネジや、異形鋼棒を固定するもの。
正式には接着系アンカーという。
実は「ケミカルアンカー」とは商品名で、今回使用するのは「ケモファスト」という商品です。
いわゆる「携帯音楽プレーヤー」を「ウォークマン」という商品名で呼んでしまうのと同じだと思います。
施工の手順はこちら↓
②加工鉄筋
※異形鋼棒:
異形鉄筋(いけいてっきん)は、建物の構造用材料のひとつで、鋼を圧延して表面に「節(軸線に直角または斜めの突起)」や「リブ(軸線方向の突起)」と呼ばれる凹凸の突起を設けた棒状の鋼材である。
丸鋼に対して異形のため丸鋼と区別して呼ばれる。
棒鋼のものは異形棒鋼(いけいぼうこう)、コイル状に巻いた線材のものは異形コイル鉄筋(いけいコイルてっきん)ともいう。
※丸鋼:
鉄筋コンクリートの鉄筋などに用いられる断面円形の棒鋼。
丸鋼に対応して、鉄筋のコンクリートに対する付着強度を高めるため表面に節状の突起をつけた異形鉄筋があり、現在では径19mm以上のものは異形鉄筋を用いることが多い。
③耐震可とう継手
地震動による変位に対応するように伸縮性を持った可とう継手です。
昨日のバイパス管布設段階では、
まだ、この耐震可とう継手は登場していませんでした(゜o゜)
気になる方は、今一度、ご覧下さいm(_ _)m
おはまーでした。
前回、バイパス管を布設しましたので、
その先の受桝を造ります。
※なぜ?、何のために?・・・は、気にしない(^^♪
まずは、昨日の材料を使用して
「接着系のアンカー」を施工して行きます。
※アンカー:anchor
船の錨(イカリ)のことですね。
①穴をあけます。
②鉄筋を通して、深さを確認。
③ケモファストを入れて、鉄筋を差します(゜o゜)
④固まったら、検査をします。
⑤最後は、たたいてみて、音を確認して完了(^^)v
これにて、壁としっかりくっつきました。
おはまーでした。